嘘のような明日を待ち　今日も希望の嘘を吐いて

がなりがなった記憶ごと僕を　今すぐ連れていってよ　

何にも無くなった　誰も居なくなったんだ
昔流行った映画みたいだ　こんなの望んでない

夢ならばいいな　今こそタイムマシーンの出番だ
科学の神髄を　誰でもいい　僕に見せて
キノウを返して

嘘のように愛しくて　君の温もりが欲しくて
恍けた振りのこの手ごと僕も　そこへ連れていってよ　さぁ

それとなく笑ってた　誰とも目を合わせずに
何もかも嫌になった　でも　欲しくて溜まらなかった

リフレインしてんだ　ありふれたバラエティのパターン化
ジョーダンじゃない　過去も未来も要らん　今の僕に
ヒカリを返して

届きそうで届かない　決して伝わらぬ想いを
夢で会う　君の幻想を　手繰り寄せてたいんだ

切なくて苦しくて　でも死ぬのはちょっぴり怖いから
瞳の奥　君の笑顔が　いつか消えてしまうように
泥濘(ぬかる)んだ　明日へ向かう　今

それは絵本のような話　温もりだけ手に残り

夢の続きを見てるような　ぼんやりとした意識の中で

キラキラ瞬く灯りと　消えかけの　薄い光
あなたは誰？　どこから来たの？
一人きり？　私と一緒だね

繰り返す　日々の中
見えてくる　小さな影

手を引き　夜を歩く
会話は何も　ないけれど
二人だけの　世界は
時が止まる　箱の中


何かに依存したくて　頭がパンクしそうで
秘密が増えていくけれど　焦りも積み重なっていく

思い出が　消えてゆく
絡みつく　心の中

手を引き　昼を歩く
理想を　呟き続けた
二人だけの世界は
はじめから一人だった


静かな夜 を歩いてる
足音だけが響く
この手の温もりだけは
忘れることは出来なそうだね